大学マネジメント・業務スキル基準表
大学マネジメント・業務スキル基準表は、大学における業務全体を体系的に整理し、職員に求められる役割および業務遂行能力を明確化するための基準表です。
大学を取り巻く環境の変化に伴い、業務の高度化・複雑化が進む中で、役割分担や人材育成の基準を明確にすることが求められています。
本基準表は、業務と人材の関係を可視化し、組織運営の基盤として活用することを目的としています。
業務と人材の関係を体系的に整理
本基準表は、大学業務を21分野・180業務領域に分類し、約6,000の業務項目として整理しています。
各業務には、難易度、役割、スキルレベルが設定されており、業務内容と求められる能力を対応づけて把握することが可能です。
これにより、以下のような整理が可能となります。
- 業務の全体像の把握
- 職員区分・役職ごとの役割の明確化
- 業務遂行に必要なスキルレベルの可視化
業務整理から改善までのプロセス
本基準表は、業務の整理から役割の明確化、スキルの把握、改善検討までを一連のプロセスとして活用します。
各プロセスを通じて、業務と人材の関係を段階的に整理し、組織運営の見直しにつなげます。
業務の整理
業務分担表の仕事内容を基準表のスキル体系に紐づけ、業務構成を可視化します。
役割の可視化
業務ごとの担当者の役職や雇用区分の現況を整理し、目標値(役割像)との差異を可視化します。
スキルの診断
職員が担当する業務ごとの遂行状況を診断し、現状を把握します。
差異の分析・改善
基準と現状の差を分析し、職員人材の目標値(役割像)を再定義します。
早稲田大学における運用事例
早稲田大学では、2012年から人事政策の柱の一つとして大学業務基準表の活用を全学的な取組みとして推進しています。この取組みでは、専任職員、嘱託職員、契約職員、派造社員、外部委託等の業務·役割を再定義し、限られた人的資源を有効に活用することで業務効率化と業務構造改革を行うことを目標としています。
人事制度の一環として大学業務基準表を活用することが、業務改革、人材配置、人材育成とともに、同一労働同一賃金を実現するための共通基盤となります。
各課における年間運用スケジュール
| 1~3月 |
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|---|---|
| 5月 | スキルレベル診断(自己診断·上司補正)・人材育成(OJT) |
| 6月 | 人事異動(人員配置の見直し) |
| 7月 |
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| 12月 | 人事異動(人員配置の見直し) |